浄水器のタイプを紹介

浄水器を選ぶにはタイプを知っておこう

浄水器とひとくちに言っても、実は様々なタイプがあり、地域や水道、目的によって適したものが異なってきます。適したものを選べれば、より効率よく利用ができたりコストカットに繋げられます。

タイプごとにメンテナンス方法も異なってきますので、メンテナンスの難しさや頻度で選ぶのもおすすめです。また、そもそも導入する際のコストも大幅に異なりますので、予算から逆算してどの浄水器を導入するかを決めるのもありでしょう。

いずれにせよ、家庭やオフィス、レストランなど、どのような場所に設置し、どれくらいの頻度で利用するのかで理想的な浄水器のタイプは分かれてきます。まずは浄水器のタイプを知ることから始め、そこから細かく商品を絞って導入する浄水器を決めると良いでしょう。

蛇口直結タイプ

浄水器の中でもメジャーなものが蛇口直結タイプで、文字通り水道の蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器です。

水が蛇口から出る直前に浄水処理を行うもので、「カートリッジ式浄水器」「逆浸透(RO)蛇口直結浄水器」「紫外線殺菌蛇口直結浄水器」などさらに細かく分類することができます。

取り付けが比較的簡単で、家庭やオフィスなど場所を問わず活用できるのが大きなメリットでしょう。また、浄水と水道水を手軽に切り替えられるため、「加湿器には水道水」「飲料には浄水」といった使い分けも可能です。手軽でコストパフォーマンスの良い浄水手段として人気があります。

画像 引用元:株式会社タカギ様 https://hi.takagi.co.jp/products/list.php?category_id=175

ビルトインタイプ

ビルトインタイプの浄水器は、キッチンのシンクや流し台などに直接組み込まれたり、キッチンの下のキャビネットに収納されたりするタイプの浄水器です。「アンダーシンク型浄水器」「ダブルタンク型浄水器」「浄水ユニット付きキッチンタップ」などの種類に分かれ、いずれも場所を必要としますが、建設時に設計すればスムーズに収納できるのがメリットです。

戸建てやマンションを建てるとき、またオフィスや店舗を建築するときなど、最初から浄水機能を求めているのであればぜひ検討してほしい浄水器となります。コストはかかってしまいますが、カートリッジ容量が大きい関係から交換頻度も下げられるため、利便性も高い浄水器と言えるでしょう。

一体型

一体型の浄水器は、蛇口・水栓の内部に浄水カートリッジが内蔵されているタイプです。
場所を取らず濾過機能は充分です。水量が少し弱くなると感じる場合もあります。

水栓メーカーに合ったカートリッジを使う必要性があるのと、カートリッジの交換を3ヵ月に一度くらいする必要性があることを考慮しておきましょう。カートリッジの種類によっては、カートリッジの価格が気になったり、購入場所が限られたりするので注意が必要です。

据え置きタイプ

据え置きタイプは、ビルトインタイプと異なり大規模な工事の必要がなく、台所などに据え置きし利用できる浄水器のタイプです。場所を選ばずに利用できるのが利点ですが、水道の状況によっては工事が必要になるので注意しましょう。据え置くので場所を取る点もデメリットですが、コンパクトなタイプも販売されていますので、その点が心配な方はサイズ重視で選びましょう。

気軽に設置することができますので、引っ越しの多い方などは重宝するのではないでしょうか。機能性が高いものも多いので、後付けの浄水器でもコストをしっかりかけて効果を得たいという場合、この据え置きタイプから選ぶのがおすすめです。

画像 引用元:パナソニック株式会社様 https://panasonic.jp/alkaline/products/TK-HS71.html

ポットタイプ

水を浄化し保存するための容器として機能するタイプの浄水器が、ポットタイプの浄水器です。蛇口から水を注いで、浄水器内部で浄化して容器内に保存をします。「活性炭フィルターポット」「陶磁器フィルターポット」「逆浸透膜ポット」などの種類に分けることができ、いずれも取り扱いが簡単で電気や水道の接続が不要というメリットを持っています。

一日の飲料水としての利用であれば大変便利なアイテムですし、電気や水道の接続が不要な点からアウトドアでも活躍してくれるでしょう。

デメリットとしては、浄水できるまでに時間がかかってしまう点でしょう。料理に使いたい場合、事前に浄水器に水を仕込んで浄水になるのを待つ時間が必要です。また、容量もポットのサイズに限定されますので、煮物料理に浄水を使用したい場合など、大量の浄水が必要な場面では対応しきれない可能性があります。

まとめ

浄水器には、蛇口直結タイプや据え置きタイプなど、様々な種類があります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、どのような目的で浄水器を導入するかをまずはっきりさせてから購入するのがおすすめです。

各タイプの浄水器の中にも、浄水方法が異なった複数の種類がありますので、水道の状況や製品の価格などを比較し検討してください。特にビルトインタイプなどは高額になってきますので、導入を検討するのであれば慎重にベストな商品を選びましょう。