不動産購入時の主な流れの説明です。
不動産の物件について情報収集

不動産を購入するには、予備知識が非常に大切です。雑誌やインターネットを見て、自分の理想に近い物件を探したり必要な情報を集めましょう。不動産購入の際におさえておくべきポイントなど知っておくとスムーズになります。
土地や住宅の相場、住みかえるエリアの住環境、住宅ローンなどの資金計画について調べておくのも役に立ちます。不動産購入には購入価格以外にも諸経費など掛かってきますので、あらかじめ知っておくと支出計画に便利です。
住みたい家の希望条件を整理して、明確にする
どんな家に住みたいかという条件が、ぼんやりしているよりも、ある程度明確であったほうが物件を探しやすいでしょう。
分譲住宅(※1)か建売住宅(※2)か、土地を購入して建てたい家を作るか、選択することから始まります。
※1・数戸の区画で計画的に立てられた住宅。比較的、価格がおさえられる。近所は同じタイプの家が並ぶ。
※2・一戸で設計された住宅
他にも地域の特徴(駅から近い、閑静な住宅街など)を考えたり、住居の間取りや広さ、学校、交通、スーパー、価格などの希望条件を整理しておきましょう。
不動産会社を選んで、購入相談をする
不動産会社を選ぶには、信用だけでなく自分に合った会社を探すことが重要です。不動産会社の特色を知っておくと良いかもしれません。
例えば、気になっている不動産会社は地元密着型か広域展開型か、売買が得意か賃貸が得意か、などです。
また不動産会社の支援や代行でしてくれるサービスを知ることで、自分で行わなくてはならないことが判ります。
予算を考えて資金計画を立てる
不動産購入は大きなお買い物です。資金計画は無理しないものをしっかりと立てましょう。時勢を加味してボーナス返済は少なめか、設定しない場合をとることも必要です。
住宅ローンには様々な商品がありますので、住宅ローン商品を選ぶ必要があります。
物件見学
実際の物件を見学して、物件の詳細を実感・体感し、希望に沿ったものかどうかを確認しましょう。
注意すべき点として物件の広さや日当たり、間取り、収納設備、ゴミ置き場や駐車場、近所の雰囲気、駅、交通アクセス、スーパー、学校、公園などを気に留めておきます。
購入の決定
希望に沿った物件があったら、詳細をスタッフに遠慮なく聞くことが大切です。
物件を見学した際に、気になったポイントはしっかりと確認して、スタッフに相談しましょう。
スタッフと相談しながら購入への問題点を解消し、引渡し条件などをクリアすれば、いよいよ「購入申込み」です。
住宅ローンの契約
不動産購入の申し込みを書面で提出した後、ローンの事前審査をします。
ローンの事前審査は、必要書類を揃えていただき、金融機関に申請が必要です。
審査の承認が通れば、融資実施の前に金銭消費貸借契約を結びます。
不動産売買契約
「購入申し込み書」には条件を記載して提出しますので、売り主様が確認後に希望の条件を双方で調整し、条件の合意をしてから契約手続きに進みます。
不動産会社の宅建建物取引士から重要事項説明を受けなくてはなりません。(権利や法令、解約解除など不動産売買に関して説明しなくてはならない事項)
上記が済めば売買契約の締結です。物件情報等報告書・設備表を確認して代金や詳細の書かれた契約書を交わして、申込証拠金を支払います。不動産会社への手数料も必要です。
物件の引渡し
いよいよ引渡しです。残代金(自己資金とローン)を支払いし、所有権移転の手続き、物件の引渡しを受けます。
住所変更に関する役所・郵便・電気ガス水道などの届出、引っ越しの手配などは早めに準備しておきましょう。
減税と給付金(確定申告と申請)
①「住宅ローン減税」を受けられる方は税務署に確定申告をしなくてはなりません。
②「すまい給付金」を適用される方は、申請窓口から申請手続きをしましょう。給付金を受けられることがあります。申請窓口は国土交通省・すまい給付金ホームページに記載しています。
③父母や祖父母から住宅取得のために贈与を受けた場合に「住宅取得資金贈与の特例」で、申告により一定の額の贈与税が非課税となります。(最大3,000万円)
不動産を購入するときの流れでした!